新・配水管防音工法 ショウワサイレントシステム

防音型耐火二層管
とは ※ケイプラパイプは遮音FDPに生まれかわります。

いま、排水管の防音対策は標準仕様の時代。そのこたえは遮音FDPです。

耐火被覆と遮音層を一体化することで、従来工法(グラスウール25mm&遮音シート巻き)を超えた遮音性能を実現。
スリムかつ軽量な遮音FDPは、設計から施工まで様々なお客様のニーズにお答えいたします。
保温作業や遮音作業などの付帯工事が不要になるため、改修工事にも最適です。



防音型耐火二層管
の特長

(1) 省スペース化で自由度アップ
一体型なのでスリムで省スペース。従来工法(グラスウール25mm &遮音シート巻き)に比べパイプの外径が小さく、その分居室スペースにゆとりがもてます。
ショウワ遮音FDPならPS面積を約30%縮小できます。(100A排水管単独PSの場合)


(2) 高遮音性で快適
遮音FDPは従来工法(グラスウール25mm&遮音シート巻き)を超えた遮音性能を実現しました。均一な静けさを演出し居住空間の品質を高めます。

ご存じですか?
耐火二層管は繊維混入モルタルセメント被覆管と塩ビ原管から構成されておりますが、これはあくまで耐火目的であり、排水騒音の低減には不十分です。

実際に使用される排水立管は材質を問わず、排水騒音が発生します。排水騒音を低減させるためには、どうしても、排水管や集合管に遮音材や防音材を巻く必要があります。

上記のグラフは排水立管の排水騒音を測定したものです。騒音試験における設定は、負荷流量4.0 L/sにて管壁からの発生音を測定しております。


実験施設


測定室(半無音響室)

(3) 低環境負荷
吸音材には、特殊リサイクルフェルトを使用。現場での廃棄物軽減とともに、環境に配慮しています。

(4) 防露対策も不要
現場での防音施工(グラスウール&遮音シート巻き)・防露施工が不要。そのまま施工できるためひと手間もふた手間も省け、工期短縮・コスト低減に貢献します。

(5) 維持管理も楽々
グラスウール遮音シート巻きでないため、定期点検・清掃時の掃除口の開閉・復旧が容易。施工時だけでなく、メンテナンスの省力化にも貢献します。

(6) 安定した遮音性能確保
工場製品なので現場での防音施工による性能のバラツキがなく、個々の施工者の熟練度を問わず、均一で安定した遮音性能を確保できます。
遮音FDPは音が聞こえない快適な環境をご提供します。

(7) 施工性の良さで現場応援
耐火二層管と同様に切断することが可能。また形状もスリムで軽量なため(100Aの重量約21kg)、搬入や移動がしやすく、現場作業の負担軽減に役立ちます。さらに大規模改修や修繕工事を短工期に修めるお役に立ちます。



防音型耐火二層管
ラインナップ

●直管

品番 呼び径×長さ 被覆近似外径
(mm)
定尺管(S) NSK40-S 40×2000 75
NSK50-S 50×2000 89
NSK65-S 65×2000 106
NSK75-S 75×2000 114
NSK100-S 100×2000 140
NSK125-S 125×2000 165
NSK150-S 150×2000 194

品番 呼び径×長さ 被覆近似外径
(mm)
長尺管(L) NSK75-L 75×2650 114
NSK100-L 100×2650 140
NSK125-L 125×2650 165
長尺管(XL) NSK75-XL 75×2950 114
NSK100-XL 100×2950 140

は受注生産品となります。納期は予めお問い合せください。


●継手
NSADL
(90°小曲りエルボ)
NSALL
(90°大曲りエルボ)
NSA45L
(45°エルボ)
NSAESS
(ソケット付伸縮継手)
NSADT
(90°小曲りY)
NSALT
(90°大曲りY)
NSAY
(45°Y)
NSACO
(掃除口)
NSADS
(ソケット)
NSAIN
(インクリーザ)
NSAES
(伸縮継手)

※継手の外径はケイプラ継手とほぼ同じです。
※直管と継手の接続には、FDPテープによる目地処理が必要です。

※各継手の品番は設計積算価格表をご参照下さい。


●支持金具

・遮音FDPの支持金具については排水振動の固体伝播を防ぐため、市販の防振ゴム付支持金具をご使用ください。
・適合外径は価格表をご参照ください。
・市販防振バンドに防音型耐火二層管用防振バンドがございます。(株式会社アカギ製)

※価格、納期等は(株)アカギへご確認のうえお求めください。
立バンド 吊バンドタン付
品番コード A22935 品番コード A22934


国土交通省認定取得

耐火認定を取得した安心と安全とコストに挑戦する排水管です。

○国土交通大臣認定

PS060FL-0383(床)
PS060WL-0380(壁)

認定書に記載の構造方法又は建築材料については、建築基準法68条の26第1項の規定に基づき、同法施行令第129条の2の5第1項第七号ハ[防火区画貫通部1時間遮炎性能]の規定に適合するものであることを認める。


○一般財団法人日本消防設備安全センター性能評定

共住区画貫通配管等
KK19-044-1(床)
KK19-045-1(壁)

標記共住区画貫通配管等は、評定報告書記載の評定条件の範囲内で使用する場合において、「特定共同住宅等の床又は壁並びに当該住戸等の床又は壁を貫通する配管等及びそれらの貫通部が一体として有すべき耐火性能を定める件」(平成17年消防庁告示第4号)に規定する耐火性能を有するものと認められる。

令8区画貫通配管等
RK19-011-1(床)

標記共住区画貫通配管等は、評定報告書記載の評定条件の範囲内で使用する場合において、「特定共同住宅等の床又は壁並びに当該住戸等の床又は壁を貫通する配管等及びそれらの貫通部が一体として有すべき耐火性能を定める件」(平成17年消防庁告示第4号)に規定する耐火性能を有するものと認められる。