断面修復用ポリマーセメントモルタル
高強度コンクリート構造物 欠損部補修
粉末樹脂入り(カチオン系)プレミックスモルタル
高強度コンクリート構造物 欠損部補修
粉末樹脂入り(カチオン系)プレミックスモルタル
標準施工面積・荷姿
カチモルハード
荷姿 | 適用部位 | 適用仕上げ | 標準調合 | 厚塗 | 標準施工面積 | 練り上がり量 |
---|---|---|---|---|---|---|
20kg 防湿紙袋 |
コンクリート欠損部 モルタル欠損部 |
仕上げ塗り材 陶磁器質tile 塗り床 等 |
清水 約3.2L | 5〜60mm | 約0.55m² (20mm厚) |
約11L/袋 |
専用プライマー
品名 | 荷姿 | 標準使用料 | 標準施工面積 |
---|---|---|---|
ハイモル®エマルジョン | 4kg/缶 | 約0.1kg/m² ※5倍液 |
約200m² |
18kg/缶 | 約900m² |
施工方法
下地処理
下地面のレイタンス、脆弱層、油分、汚れ等を、ワイヤブラシ、サンダー掛け等で適切に除去してください。鉄筋が露出して発錆している場合は、ワイヤブラシ、研摩紙等で除去し、防錆処理をしてください。
プライマー塗布(吸水調整材)
下地乾燥後、必ずプライマーとしてハイモル エマルジョン5倍液を刷毛でむらなく塗布してください。混練
混練水比カチモルハード20kg袋に対し約3.2 の水を加え、ハンドミキサー等で泡の巻き込みや固まりができないように3分以上混練してください。
禁止:
- 強度低下の原因となりますので、標準調合を厳守してください。
- 加水後の材料は、夏季40分以内、冬季60分以内に使い切り、練り足し、水を加えての練り戻しは避けてください。
塗り付け
下地に対し鏝圧を十分にかけ、厚さ「2〜3mm」程度でガリッと摺り込むように塗り付けた後、所定の厚さになるように塗り付けてください。塗厚の目安は、1日あたり30mmを限度として1回あたり5〜10mmの間で塗り重ねてください。
注意:
- 塗厚30mmを越える場合には、2日以上に分けて塗り付けてください。その際の工程間隔は、夏季1日以上、冬季3日以上を目安としてください。
- 壁で深さ60mm以上あるいは0.3m²以上、または上げ裏施工の場合には、ステンレスアンカーピン、ステンレス線を併用してください。
- 用途につきましてご不明な点がございましたら、施工前に必ず当社へご相談ください。
養生
仕上げ材施工までの養生期間は、7日(冬季 10日)以上としてください。通風や日射による早期乾燥を防止するため、必要に応じてシート養生、散水養生を行ってください。
注意:
- 施工後、降雨、降雪のおそれがある場合は、強度不足、白華(エフロ)の原因となりますので、シート掛け等を行ってください。
施工上の注意事項
●気温が5℃以下の時は施工を中止するか、適切な保温、採暖を行ってください。●現場にて砂、セメント等を追加混入することは絶対に避けてください。
●雨露のかからない湿気の少ない所に保管し、地面に直接放置しないでください。
●購入された製品は製造年月日を確認し、3ヶ月以内に使用しきってください。
性能試験結果
試験項目 | 試験結果 | 日本建築学会1997年「断面修復用 ポリマーセメントモルタル」の品質基準(案) |
|
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単位容積質量(kg/L) | 2.1 | - | |
曲げ強さ(N/mm²) | 12.1 | 6.0 以上 | |
圧縮強さ(N/mm²) | 材齢 7日 | 45.0 | - |
材齢 28日 | 59.6 | 20.0 以上 | |
付着強さ(N/mm²) | 標準養生 | 2.5 | 1.0 以上 |
温冷繰り返し後 | 2.2 | 1.0 以上 | |
吸水量(g) | 8.5 | 20.0 以下 | |
透水量(ml/hr) | 0.3 | 0.5 以下 | |
長さ変化(%) | 0.098 | 0.15 以下 |
試験方法 : 日本建築学会1997年「鉄筋コンクリート造建築物の耐久性調査・診断および補修指針(案)・解説」の付 1.1 断面修復用ポリマーセメントモルタルの品質基準(案)による。
※記載の数値は標準値であり、保証値ではありません。